家内が大発見しました(笑)!
実は先日の夕食。おかずは脂のよくのった鯖の塩焼きに大根おろしをたっぷり。合わせたワインはヴァインホフ・ショイのヴァイスブルグンダー トロッケン 2011年 です。アルザススタイルのドイツの辛口白ワインです。
なんとヴァイスブルグンダーと大根おろしが絶妙に合うんです。大根おろしが口の中でふっくらフルーティーになります。もちろん鯖の旨さも倍増です。
うーん。
ビックリしました!
前に筋金入りのワイン・エキスパートKさんがおっしゃってました。
Kさん「マスキューさん。私が長野に赴任していた時、マニアックなお寿司屋さんがありました。もちろん料理にはめちゃくちゃこだわりがあるし、お酒もしかり。但し、ワインは1種類のみ。ヴァイスブルグンダーが、あるだけでした(笑)。そんなに親しい関係ではなかったのでその訳は聞きませんでしたが、推察するに寿司や和食に合うワインはヴァイスブルグンダーが一番だとその店の店主さんは考えていたのでは…。」
私も常々ヴァイスブルグンダーが和食に合うワインと言っていましたが、大根おろしにこれほど合うとは…。
ワインと合わせ易くするには、繋ぎにレモンを入れれば簡単に合わせられますが、ダイレクトにヴァイスブルグンダー + 大根おろし が旨い!
大発見なのです(笑)。
今夜の晩御飯はエビチリの変形の帆立のチリソースでした。
合わせたワインは?
ドメーヌ・フォンドゥースのソーヴィニヨンが2008年ヴィンテージに代りました。
ヴァン・ド・ペイ・ドック(南フランス)でつくられるソーヴィニヨン・ブランの白ワインです。
相変わらず美味しいです。アルコール分が13%と南のワインにしては高過ぎないのが良いです。このくらいのアルコール分ですと、アルコールが口に当たりません。酸とボディーのバランスがとても良く、抵抗感がありません(笑)。
この産地のワインは妙に甘かったり、くどかったりすることが多々ありますが、雑な感じもしません。ヴィンテージを含めて良く出来たワインだと思います。
マロラクティック発酵もしていますから、乳酸臭さがちょっとあり、シェーブルや油ののった魚介類にはピッタリですね。また、オリーブオイルとの相性もかなり良いはず。ギリシャ風にレモンとオリーブオイルを半々にして、塩胡椒した焼魚には最高ですね。あー、たまらん(笑)!
ドレッシングをかけたサラダだけにあわせるにはもったいないワインですね。
今日は常連のお客様がワインの補充に(笑)、お越しくださいました。
お客様「フェルのシェナン・ブランあります。僕はすっかりハマっちゃいましたよ(笑)。明日、バーベキューで帆立のバター焼きを出すんで、みんなを驚かそうと企んでます(笑)。」
私「それはそれはありがとうございます(笑)。私、このワイン大好きですから、そう言ってくださると冥利に尽きます(笑)。」
お客様「マスキューさん、フェルのワインって怒涛のワインだと思うのですが(笑)、供出温度を気をつけた方がイイですよね。あのバター風味は温度が低いと弱く感じますよね?」
私「そーなんです。温度が低いとりんご酸の方が勝って、軽くフルーティーに感じます。」
お客様「あの、コテコテの感じを出すには15度位がイイですよね?」
私「はい。15度以下にならなければ大丈夫かと。」
お客様「ワインって、出す温度が大事ですよね(笑)。」
私「特に特徴ある良いワインは、最適の温度帯があります。ただ冷やして置けば良いワインもありますし、それはそれで良いのですが…。」
お客様「あと、気温にも影響されますよね。」
私「たしかに!ですから、ホストの方が解っておられると、お客さんは喜びます。」
お客様「一流のホストを目指します(笑)。」